第7回「木馬と英雄」by77spiele


なおぶ顔アイコン_小.jpg久々の更新となります。
まずは2016ゲームマーケット春お疲れ様でした。
今回新作「邪神がこの中にいる!」を制作、販売させて頂きました。
想定よりもグラフィックデザインに時間がかかってしまいまして、印刷所も納期に合わせて複数使い、箱は別でお願いし、当日セットアップするという荒業での販売となりましたが、なんとかお届けできて良かったです。
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13時にはおかげさまで、完売御礼状態になりました。とても有難いことに「欲しい、手に入れたい」というとても嬉しいお言葉も多数頂けましたので、早速増刷させて頂くことに致しました。
名古屋ファミリーゲームフェスティバルにて次回販売させて頂きます。
ファミリーと名前がついたイベントに出展していいのか?ちょっと心配しておりますが(笑)
その後、通信販売の予定もございますので、足を運べない方は、少々お待ち下さいませ。
さて、本題の面白いインディーズゲームを紹介します。
今回のゲムマ新作ではないのですが、2015秋に発表された「木馬と英雄」を紹介させて頂きます。
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本ゲームは、元々、面白いゲームという事で小耳には挟んでいて気になっていました。
とあるボードゲームで遊びながら英会話を学ぶという会で、最近遊ばせてもらえる機会があり、プレイしたところ、完成度の高いゲーム性に衝撃を受けまして、これは紹介せねば!とキーボードを叩くことになった次第です。
その時の私の放つはずべきだった言葉は
”Oh,what a wonderful gachi-game this is!(「何これ凄いガチゲーじゃん!!」)”
だったはずなのですが、英語で話さなければいけないという縛りを忘れ、普通に()内の日本語が出ちゃうくらいの衝撃でした。
ゲームについて簡単に説明すると、列に配置された得点カードを得るために、列での自軍のカード合計を最大になるように、自軍のカードを配置していく陣取りゲームです。プレイヤー人数は2人~4人となります。
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ゲームの概要は、77spiele様のホームページに分かり易く掲載されていますので、そちらをご参照下さい。
では、早速ゲームのプレイの魅力をいつものように箇条書きにまとめます。
・順位決定で使用したカードはプレイで使えないため、そこから勝負が始まっている。
 →手番は早い方が有利となるが、早い手番を取るために高い得点のカードを出すと本プレイで弱くなるというジレンマがある。
・陣取りとしての配置の仕方、配置する軍の強さ(数)、両面から作戦を立て、一手を打つ必要がある。
・2枚だけ裏向きのまま置けるルールなので、”何を””いつ”隠して配置するか悩む。弱いカードをブラフに使うのか?強いカードを隠すのか?
・手が進むにつれて表向きで置かれたカードで情報は増えていくため、裏向きで配置されたカードも推測する事が可能となってくる。それを踏まえた自分の一手を考える必要がある。
・斜めに配置された軍の戦力を倍にする能力を持つ英雄の力は大きく得点を動かすため、英雄をどのように配置して高得点を得るか?英雄の配置したい個所をどのように確保するか?
・また、相手の英雄の能力がいかに働かないように配置で邪魔をするか?
・高得点を得られる得点カードは激戦区になるため、そこを主戦場に据えるか?別の低得点だが取り易そうな所を中心に取りに行くか?
・列で5枚目のカードを置いたプレイヤーは、その後のプレイが出来なくなる”撤退ルール”があるので、それも考慮する必要がある。
 →4つ目をおいて、その列に他のプレイヤーが置けなくなるようにブロックしたり、終盤、その後の手番を捨てて5枚目を配置するか?
・縦横つながりで一番大きな島を作ったプレイヤーに得点ボーナスがあるので、それも考慮して配置する必要がある。
・得点計算する際に、隠されたカードを開け他のプレイヤーの思惑とが明らかになって、読み通りだったのか、してやられたのかが盛り上がる。

私の好きなゲームプレイの悩ましさが、これでもか、これでもか、これでもかと盛り込まれています(笑)
魅力を箇条書きにしたのですが、これまでのレビューで最大の個数になるほどです。
個人的なイメージで伝えますとカードの点数というZ軸の戦略とどこに配置するかという平面(XY軸)の戦略を両方考える必要があり、
3次元的に頭を使う感じがしました。この複合的に脳を使わせる感覚は初めてでした!って何を言っているか分かりませんかね?(笑)

次にデザイナー視点からとても感心したところを挙げます。
・まずアートワークが素晴らしい。古代の英雄が、本ゲームを遊んでいる風のパッケージデザインもすごくカッコいい。
・配置するカードはトロイの木馬をモチーフにしているので、戦力を隠して配置する裏面がトロイの木馬になっている。この行き届いた工夫が、とってもオシャレ。
・最初の順位決めで、使用したカードが使えないという事が、本ゲームに影響があるため、作戦にそこも含めているルール。
・シンプルなルールなのに、非常に多くの考慮要素があり、かつ陣取り要素によって一手一手戦況が変化するため、プレイヤーに複合的な脳の使わせるようにデザインされている。
・考える要素が多すぎるため、手札は3枚でのマネジメントにし、そこに運要素を入れてバランスを取っている。
・得点カードが配置が換わることになるため、定石が生まれにくくリプレイ性が高い。

運要素も少々振りかけられていますが、かなりガチ寄りのゲームなので、負けるととても悔しい想いをします!
ルールをちょっとだけ変更して手札をドローではなくて、全て使用可能とし、かつ2名で遊ぶと完全にガチゲーになりますね。
試してみたい遊び方です。
とにかく、悔しいを通り越して舌を巻くレベルの非常に素晴らしい作品です。ぬるいゲームにはもう飽きた!
というストイックなゲーマーの方には特におススメ
のゲームです。是非遊んでみて下さいっ!
※まだ手に入れられていないゲームなので、許可を経てゲムマブログの写真素材を使わせて頂いております。77spiele様のご厚意に感謝致します。

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