銃と硝煙の世界に小指を浸けて(5)


前回は、サンプルキャラクター「バイパー」こと石林有を使って格闘戦ルールを確認しました。Twitterで教えてもらいましたが、「回避宣言」をした次の行動チェックでは行動はできないようです。
……回避専念するために、攻撃をする体制が取れないみたいな解釈なんでしょうかねぇ?
実際のところ、投げ技や絞め間接の決め技の判定もありますが打撃のバリエーションのようなので今回は触れずに次へ。

さて、いよいよガンドッグの目玉システムである「ターゲットレンジシステム(TRS)」をやっていこうと思います。

ターゲットレンジシステム(TR)

ターゲットレンジシステムは手に汗握るカーチェイス、一歩間違えば大量の命が失われる爆弾解除、外せば人質の命が失われる一発必中の狙撃、犯人との行き詰まる交渉など数々のドラマチックなシーンを再現するためのルールです。
これまで全て順調に任務をこなしてきたのにTRSが失敗して任務失敗……とならないよう、失敗すると状況が悪化するがなんとか先に進めるというようにするのが推奨されています。
また、シナリオのテンポが悪くならないように大体1回〜2回ぐらいに留めた方が良いとのこと。

◎ターゲットレンジシステムのブランクシートはこちらから

ブランクシートを見てみるとドラマチックに判定を作り出すために、1つのシーンは5段階の判定によって成り立っています。
1レンジにどれだけ時間が掛かるのかはシーンによってGMが決める事が可能です。
制限時間などで刻々とリミットへ近づく様を表現するために「カウントダウン方式」、徐々に行動を積み重ねる様を表現するために「カウントアップ方式」としてTRSを運営できます。
システム的にはどちらを採用しても、特にメカニカルな効果はありません。
TRSに設定されたリミットは全員が判定に失敗すると進み、誰かが成功していれば判定し続けられるとのこと。これは協力・競争どちらも表しやすくなっており、同レンジ内でダイスロールをすればするほど判定にペナルティが付く様は長時間同じ行動をすることで集中力が乱れたり、時間がかかって疲労が溜まる様を表現されているように感じます。

TRSの手順を見る限り、割とシビアな判定に見えますが「手に汗握るドラマチックなシーン」を生み出すには丁度良いのかもしれません。

ルールブックでされているTRSの説明は「カウントダウン方式」を参考に記載されていますが、その旨が記載されていないので混乱しましたっ! リミットのカウントに文章の乱れ、TRSの参考リプレイは判定修正値が反映されていないように見えるんですけど……。

では、サンプルキャラクター「バイパー」こと石林有と、サンプルキャラクター「ブリッツ」ことリチャードに「アスレチックをクリアする」TRSにチャレンジしてもらいました。
〈状況把握〉の判定結果、石林有が先に行動することとなりました。

TRS「アスレチックを制覇する」(リミット7、カウントアップ方式)

[Range-1]土嚢を抱えて全力疾走(指定スキル<運動>or<強靭>、判定修正値-20%)

  • (α1)石林有:1回目|「成功判定」:20(成功) → クリティカル:Range-2へ移動
  • (β1)リチャード:1回目|「成功判定」:47(成功) → 達成値11:Range-1[●●●○○]
  • (β2)リチャード:2回目(-30%修正)|「成功判定」:47(失敗) → リミット1から脱落

[Range-2]着衣のまま水泳往復100m(指定スキル<運動>、判定修正値-20%)

  • (α2)石林有:1回目|「成功判定」:99(失敗) → リミット1から脱落:リミットが2となり、リチャードがRange-1をクリアできず脱落
  • (α3)石林有:2回目(-30%修正)|「成功判定」:10(成功) → クリティカル:Range-3へ移動

[Range-3]障害物走(指定スキル<運動>、判定修正値±0)

  • (α4)石林有:1回目|「成功判定」:8(成功) → 達成値8:Range-3[●●●○○]
  • (α5)石林有:2回目(-10%修正)|「成功判定」:36(成功) → 達成値9:Range-4へ移動

[Range-4]砂浜ダッシュ(指定スキル<運動>、判定修正値+20%)

  • (α6)石林有:1回目|「成功判定」:20(成功) → クリティカル:Range-5へ移動

[Range-5]ラペリング(指定スキル<運動>、判定修正値+20%)

  • (α7)石林有:1回目|「成功判定」:61(成功) → 達成値8:Range-5[●●●○○]
  • (α8)石林有:2回目(+10%修正)|「成功判定」:46(成功) → 達成値10:Range-5をクリア

途中でクリティカルが結構出た事もありましたが、1回のTRSを順調にこなすには10回前後の判定が必要になるようです。
確かにこれだけダイスロールを行うのであれば、シナリオに1回〜2回だけというのは頷けます。
そして、やっぱり判定修正値がキツイです。ストーリーの内容以外で手に汗握りそうです(笑)

判定値に-10%して達成値を+1できる判定オプションの「無理をする」は、Rangeを移動するまでペナルティだけが持続する扱いらしいので使いどころが重要です。
それ以外では、クラスアーツも使いどころなんでしょうね。
基本のTRSには味方の判定に援護するみたいなオプションは無さそうですね。手に汗握るシーンの上では、そんな時間が無いのかもしれません。

さて、これで基本的なダイスロールとセールスポイントであるTRSを触ることができました。
次をガンドッグ・リヴァイズドを探る最終回としようと思います。

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