前回は、サンプルキャラクター「バイパー」こと石林有を使って「FNファイブセブン」のフルオートモードでの射撃判定をしてみた。
正直なところ、射撃モード修正表の見方が2回の記事を経て……ようやく理解できてきました。
今回はスキルを持っていないが石林にショットガンを持たせてを持たせて撃たせてみようと思い、データを見ていて気付いたことがある。

特殊弾の適用ルールってどれ??

命中率の修正に関しては明記されているけど、ダメージや貫通力は弾のデータの方へ簡単に差し替えるだけで良いのだろうか? まぁ、良いんだろうなぁ。
※ ご指摘は大歓迎。

ショットガンでの射撃

では、気を取り直して石林にショットガン「ペネリ M4590 M1014」を持たせて、射撃場へ立たせた。[近距離]に目標物がいて、今回は目標が遮蔽を取っている。

ショットガンはショットシェルと呼ばれる小さな球状の弾丸が詰められた弾薬を発射し、発射されると散弾が散らばって対象へダメージを与える。
ショットガンの射撃モードはセミかポンプアクションのみとなる。
弾の効果範囲、貫通力やダメージは射撃する距離によって変化する(一部の特殊弾は影響を受けない)。
現実であれば散弾はコーン状に広がってその範囲すべてにダメージを与えるが、簡便化のために目標の周囲にのみ影響を与える表現にとどめている。

ショットガンの効果範囲
効果範囲内全てに対して1回だけ射撃のDRを行い、結果を適用する。もし、効果範囲内に複数目標がいる場合は、ダメージロールは別々に行う。
※ この表記は射撃モードの最大射撃回数に接触しないと想定している。ショットガンの場合のみ目標は1個人ではなく、1効果範囲内と解釈されるのだろう。

  • 至近距離:目標のみに命中し、貫通力やダメージダイスが増加します。
  • 近距離:目標を基準とした半径2メートルの球状(マップ上では目標のいるマスのみ)に命中します。
  • 中距離:目標を基準とした直径4メートルの球状(マップ上では目標のいるマスと隣接する上下左右マス)に命中しますが、貫通力やダメージダイスが減少します。

遮蔽ルール
今回一緒に確認をするのは「遮蔽ルール」。遮蔽をとっているという状態は、体の半分ほどの遮蔽物に隠している状態を想定している(右半身、左半身など)。
隠れている部分は[部位狙い]でも狙えないが、隠せる部分は遮蔽物の大きさや形状によって左右される。攻撃に使用している部分は露出している。
攻撃側から見て、射線が遮蔽物を横切らないのであれば遮蔽による修正は受けない。
プレイヤーは、遮蔽を宣言する際にはどの方向に向かって遮蔽をとるか忘れずに宣言を宣言すること。マップのどの方向に遮蔽を取れるかはGMが判断する。
(ルールブックから要約)

これだけを読むと、攻撃に使用している部分が露出している(斜線を遮蔽物が遮ってない)という判断なのなら、遮蔽修正を相手に与えられないんじゃないか?
と思ってしまいがちだが、射撃時の修正表ではバッチリ『-20%』と表記されている。
まぁ、常に露出しているわけでもないしね。
しかし、遮蔽物の大きさによって修正値が変動するわけではないようだ。ここは簡略されるのか。

さて、状況を整理してみよう。

  • 装備は「ペネリ M4590 M1014」。近距離に対する射程距離修正は-10%
  • 射撃モードはセミ、1効果範囲に2回撃つ
  • 対象物は「遮蔽」を取っている射程距離修正は-20%

命中率は2発どちらも27%。スキルを持っていないと、こうも命中率が低くなるのか。
ダイス運に任せてDRロールを実行。

  • 1射目|「成功判定」:38(失敗)
  • 2射目|「成功判定」:25(成功)→「達成値判定」:7+1(【貫通力】:ライフルレベル+貫通値)=8

どうにか2射目のみ射撃が成功する。スキルは無いものの、やはりショットガンは貫通力が低い。ダメージは6点と振るわないが、範囲攻撃というのであれば良いのかもしれない。

射撃が終了し、モードに定められた1発を消費する。

不慣れな武器を使う際の判定は、中々厳しいモノがある。ショットガンは至近距離でダメージが増えた状態で撃つのが良いのだろう。ただ、武器自体の貫通値が低いので貫通ダメージを与えるのには苦労するのではないだろうか?

しかし、何だかスムーズに読み進められない。どこかしたら「ん?」と悩んでいるのが原因だけど。リプレイか旧ルールブックなどがあれば解決するのだろうか??
次回こそ、格闘ルールにしよう(笑)