Jコミでりゅうたまルールブック公開記念企画。
 オンラインで手軽に気軽にセッションしようの回!
 
 なんと無料でTRPGルールを読めることができるようになった。
 AHCでは結構馴染みの深い、オレがGMをする数少ないゲーム(笑)「りゅうたま」がこの度Jコミという書籍の無料公開サイトに登録された。
 それがこちらだ。
 ばばん。
 
 Jコミ:りゅうたまのページ
 
 ブラボー、おおブラボー。
 TRPGの最初の関門として「ルールブックが高い」というモノがよく上がるのだが、さあこれでその関門が取っ払われたわけだ。 
 そして「人が集まらない」とか「時間が無い」という関門も、AHCならばさした問題にならない。
 夜仕事が終わって、メシ食って、一息ついてからネットにアクセスすれば、それだけでセッション可能なのである。
 素晴らしい、アナタは幸福ですね。
 
 


 
 もうちょっとりゅうたまの説明をしておこう。
 これをキッカケにりゅうたま人口が増えることは、オレにとっても喜ばしいことだからな。
 
 りゅうたまの世界は、一言で言えばファンタジーだ。
 そして世界は竜によって形作られている。
 まず「季節の竜」と呼ばれる竜がいて、そのまま「春の竜」「夏の竜」「秋の竜」「冬の竜」がいる。
 これが世界の基本。
 さらに「晴れの竜」とか「雨の竜」とか「風の竜」などの「天候の竜」がいて、「山の竜」「森の竜」「砂漠の竜」などの「地形の竜」がいて、世界中竜だらけの世界だ。
 つまり山の竜がいるところが山となり、その竜が移動すれば移動した先が山になるという、そんな世界。
 わりとほんわか。
 
 ルールの部分も1つ特徴的な部分があって「コンディションチェック」と「旅歩きルール」
 「コンディションチェック」は、その日一日のキャラクターのコンディションを決定するチェック。
 だからこの数値が低いと、敵からの魔法にかかりやすくなったり、下手すると大けがとか病気とかのバッドステータスが付いてしまう。 
 逆に絶好調だと、能力値の1つを1段階上げることができるんだなだな。
 
 「旅歩きルール」は、目的地から目的地に移動する時に、問題なく移動出来たかどうかのルールだ。
 移動チェックに失敗すればHPが減るし、方向チェックに失敗すると移動に余計に時間がかかってしまう。
 両方失敗すれば、道に迷うわHPが半減するわ、踏んだり蹴ったりとはこのことだ。
 ほんわかファンタジーらしからぬ、失敗するとかなり恐ろしい結果になっているシビアなルールだ。
 
 なぜこんなルールがあるのか。
 それは、りゅうたまの世界に生きる人間は、一生に一度必ず「旅に出る」からだ。
 理由は分からない、というか人それぞれというか、でも人それぞれなのに一生に一回以上は必ず旅に出る理由は分からない。
 この世界の人間はそのように出来ているというしか仕方ない。
 DNAに染みこんでいるのだろう。
 「もっと商売が上手くなるため」とか「この薬を手に入れるため」とか「世界の果てを見に行くため」とか、そんな理由で旅立つのだ。
 それがりゅうたま、竜と旅の物語だ。
 
 世界は竜に満ちあふれ、世界の理と自然現象は全て竜が関わっていて、さらに人間は必ず旅に出る。
 それがりゅうたまの世界なのである。
 
 かなり端折って説明したので、もっとりゅうたまの世界を楽しむための設定やルールは他にもあるのだが、基本的にはこんな感じ。
 これぐらいが分かっていれば、プレイヤーをする分には十分だ。 
 
 そして、楽しそうだろ?
 
 この世界にはまったら、その時にさらに設定を読み進めてくれれば良い。
 ますますこの世界が好きになることだろう。
 この世界はちょっと他にはない、かなり雰囲気の良い世界だということを、ここに保証しよう。
 
 さあ、いますぐセッションしようではないか。
 
 もしGMもシナリオがないなぁと思ったら、難しく考えることはない。
 次の手順を踏めば十分にりゅうたまの世界の一端を感じることができる。
 そしてこのぐらいの方が、オンラインセッションの体験会としては十分な分量だ。
 
-----------------------------
1.プレイヤーはキャラクターを作る
 キャラクター作成についてはJコミからルールブックを見るのもよいし、りゅうたま公式ブログからプレイヤーサマリーを読む(もちろん無料)のも良い。
 
2.キャラクターが完成したら、お互いにキャラの自己紹介をする
 
3.まずはコンディションチェックをしよう。ファンブルはないかな?
 
4.GMは目的を宣言する。ここはファンタジーの王道ゴブリン退治と行こう。
 りゅうたまの世界にはゴブリンに近いネコゴブリンという悪童モンスターがいて、にゃーにゃー言いやがるいたずら小僧だから、こいつらが最近近くに巣を作って悪さをするからとっちめて欲しいと依頼を受けるという形を取ろう。
 やっておしまいっ!
 
5.ネコゴブリンの巣に行くまでの移動チェックをしよう。
 目標は「草原+晴れor雨」ぐらいでちょうどいいだろう。オレは天気はよくサイコロを振って決めたりするよ。その方がPCも買い物しがいがあるってもんだ。目標値の具体的な値はルールブックを読んでね。76ページだよっ!
 
6.もし移動チェックで失敗したら、日暮れまでに移動出来なかったことにしよう。野営だね。
 野営チェックまで出来るなんて、アナタはなんて幸福なんでしょう。77ページだよっ!
 
7.ネコゴブリンと戦闘しよう。
 戦闘ルールも簡単だ。武器に固有に設定されている命中ロールをして、それが相手の「イニシアティブ」より多ければ当たりだ。攻撃力も武器に固有に設定されている。
 「イニシアティブ」は、PCなら戦闘の最初にイニシアティブチェックによって決めるぞ。もしこの値がべらぼうに高いと、先に行動出来るわ、相手の攻撃が当たらないわで、無敵状態になれるぞ。
 敵の数は、PCの数と同数±1のコネコゴブリン+ネコゴブリン1匹、ぐらいでちょうどいいだろう。
 正直りゅうたまの世界では戦闘では滅多に死んだりしないぞ。
 死ぬパターンは、移動チェックで失敗しまくってHPが削られた酷いときにモンスターに出会ったときだろう。
 恐ろしいのはモンスターではなく自然だということだな。
 
8.戦闘に勝利して万々歳。
 ネコゴブリンは反省させて、村で1ヶ月の無料奉仕の刑にでもかければいいだろう。人間世界で働いているネコゴブリンも結構いるというのがりゅうたまの世界だ。
-----------------------------
 
 以上だ。
 簡単だろ?
 
 よーし、ではさっそくセッションしよう。 
 場がないなら、いつでもAHCに来てくれ。
 AHCメンバー一同、アナタの訪問を心から待っているぞ。
 
 
 というわけで、次回「りゅうたまの世界2」で会おう。
 
 
 
 え?
 次もりゅうたま?(セルフボケ突っ込み)