12月8日土曜日に天岩庵で「ワンナイトマンション」と「斯くして我は独裁者に成れり」の2つをメインとした、正体隠匿系ディスカッションゲームのイベントを開いてもらったんだけど、この日はいくつか別のゲームもやったので、そのプレイレポートを書こうと思う。
では上記2つ以外でプレイしたゲームの紹介。
デン!
・人外の代理人(シヴァ玩具遊戯)
・シャドウレイダーズ(グループSNE)
・マサラマジック(natriumlamp games)
なんか一覧で書き出すと、一日中ゲームしてたわりには、あまり種類はプレイしてないのねって印象。
まぁワンナイトマンションなんて何回したかよく覚えていないぐらい繰り返してプレイしたから、満足感はかなり高かったのよね。
イベント終わったら一杯飲んで帰ろうかなと思ってたのに、気づいたら終電に近い時間になっちゃったし。
まぁそれはともかく、各ゲームのプレイした感想を書いてみよう。
◆マサラマジック
まず、マサラマジック。
厳密にはオレはプレイ人数の関係で目の前でプレイを見ていただけなんだが、これ、こういうと失礼かもしれないけど、ちゃんとゲームになってる!っていうのが正直な感想だった。
というのも、このゲーム香りを使って遊ぶゲームで、存在自体は知っていたのだが、見た目もアロマテラピーで使う線香のような長い棒を使うまさに香りゲームだったので、失礼ながらツイッター情報だけだと見た目インパクト勝負の「ネタゲー」と認識していたのだ。
しかししかし、ルールを聞いてプレイを間近で見たら、これは印象とは全く違って、すごく真面目なゲームだと認識を改めさせられた。
詳しいルールは割愛するが、数ある香りの中から特定の香りを特定すれば自分に有利になるという、香りやアロマ的なものをただフレーバーとして使っているだけなのではなく、香りを嗅ぎ分ける能力が勝敗に直結する、まさに香りがゲームの中心に置かれている、まごうことなき香りゲームなのである。
ぜひ次の機会があればプレイしたいゲームだ。
◆シャドウレイダーズ
名作「シャドウハンターズ」のリメイク作品。
リメイクと言っても内容はほぼ変わっておらず、コンポーネントやイラストとプレイ手法が多少変わったぐらい。
とは言っても、元々ちょーおもしろいゲームなので古さは全く感じさせない。
そして我らAHCの初期に最も遊ばれたゲームが「シャドハン」なのである。
さて内容だが、こちらも分類としては「正体隠匿系」。
しかしディスカッションゲームではなく、ゲーム開始前に配られるキャラクターカードに陣営が記載されているので、その自分の陣営の勝利を目指すゲーム。
もちろん、誰が敵か味方か分からない。
アイテムカードの中に「調査カード」というものがあり、手番プレイヤーがそのカードを引いたら、調査したい相手にそのカードを渡す。
カードには例えば「○○陣営か××陣営なら1ダメージを受ける」と書いてあるので、渡されたプレイヤーはそれに従わなければならない。
これにより、調査した相手の陣営が推理できるようになるのだ。
また手番には直接攻撃も行えるので、例えば調査した相手を殴り始めれば、周りは「ああここは対立構図なんだな」と推測ができる。
こうして誰がどの陣営かを考えながら、自分の勝利を目指していくのである。
勝ちパターンとしては、中立陣営でなければ「相手陣営の殲滅」が勝利条件なので、推理がメンドクサイ人はとにかく殴ればいつの間にか勝てるゲームではある(笑)
ので、人を選ばず誰でも楽しめるゲームだ。
今も昔もあまおち総統とAHCの一押しゲームである。
◆人外の代理人
Twitterでデザイナーさんと仲良くなった、正体隠匿系ディスカッションゲーム。
1ターンで勝敗が決まるお手軽ゲームと聞いて、この前のゲムマで予約して購入。
ぜひ正体隠匿系ディスカッションゲーム好きな人とプレイしてみたくて、天岩庵イベントに持ち込んだ。
一言で言うと、時間は確かに短いが、複雑!
考えること、選択肢が多いので、数回は回したんだが、なにをどうすれば勝ちパターンに入れるか、まだちょっと掴み切れていない部分がある。
このゲームでやることを書き出すと
・誰から依頼を受けたのか宣言(嘘可)。
・使われなかった役職カードの1枚を見る。
・親は勝利条件に関わる「魔導石カード」を自由に配分する。
・子は手番で場か誰かの「魔導石カード」と自分のとを交換する。
・親は「魔導石カード」の種類を宣言し独占を狙う。
・全員それに賛成か反対かを表明し、賛成ならその通りに、反対ならそのまま動かない。
こんなにもあるのだ。
そしてこれをこなした上で、規定された役職順に勝利条件を確認し、後に処理した勝利条件を満たした役職のプレイヤーが勝利点を得る、ということになる。
たぶんカードが手元になくこれを読んでも、いまいち分からないだろう、それぐらい複雑なルールだ。
何回かプレイして、どうすれば得点を得られるかは分かった。
でも、やることの選択肢が多すぎて、このルートではどのような作用が起きるのか、そしてそれが別の選択肢とどう絡み合えば別の作用が生まれるのか、この辺がまだいまいち分からないので、勝ちのための分岐点はどこで、そしてその時にはどうすべきなのか、の勝負のポイントが掴めていないのである。
よくできてる!
でもまだ分からない部分が多い!
これが今のところの感想である。
ただし、行うべき行為自体は複雑ではないので、実際にプレイしてみると、ゲームはわりと簡単に成立する。
ので、これは何度もプレイして、勝負所がどこなのかを見つければ、大変面白いゲームなんだろうと思った。
この辺の出来の良さは、ぎゅんぶくさんと同意したところであり、ぜひまた遊んでみたいゲームである。
面白いと十分に感じさせる良作だ!
さてさて長くなってしまった天岩庵正体隠匿系ディスカッションプレイイベントレポートだが、イベントのメインの「ワンナイトマンション」と「斯くして我は独裁者に成れり」に一切触れていないという前代未聞の記事になってしまった。
うん、良しとしよう!
でもこういう「正体隠匿系しばりのイベント」も面白いと思った。
基本的に正体隠匿系ゲームは「陣営の勝利」を目指すので、別のゲームにチェンジしても、正体隠匿系ならルールが頭に入りやすいのである。
ぜひまた色んなところで「正体隠匿系ゲームプレイ体験会」を行いたいと思う。
コメントを残す