あまおち顔アイコン_小.jpg むかーしむかし、まだインターネットが全く知られていなかった頃、歴史を振り返ってもインターネットが誕生していないころ、あまおち総統はパソコン通信にいそしんでいたそうじゃ……。
 
 と、別に続かないんだが(笑)、まぁオレはインターネットができる以前からパソコン通信をやっていた。
 パソコン通販とは何かと言えば、ぐぐれか…まぁ電話回線を使用したネットとでも思ってくれればいいんじゃないかと。
 しかしここで問題なのが、つまりは電話回線を使うのであるからして、パソコン通信をしている間はずっと電話料金がかかってしまうというところだ。
 
 昔は通話料金3分10円だったので、30分で100円、1時間で200円。
 30日毎日繋げば、6000円。
 1日2時間もしてしまえば、1万2000円だ
 うひゃー。
 
 もう最近は知らない人も多いと思うが、NTTはある時から「テレホーダイ」というサービスを始めた。
 これがちょー画期的で、深夜11時から朝方までは指定の番号に限り、いくら電話を掛け続けても固定料金で済むというモノだった。
 確か3000円くらいだったかなぁ。
 オレはこの情報を聞いた時にすぐにNTTにかけこんだのだが、当のNTTの窓口の人が「テレホーダイってなんですか?」状態だったというのが、当時のまだまだネットが発達していない情報伝達速度の遅さが分かるという事例でもあった。
 とりあえずその場では確認作業をしてもらい、申し込みが出来る状態になったら電話で連絡をしてもらうことにしたのだった。
 もちろん固定電話、つまり家電にである。
 よって、後から家族に「テレホーダイってなに?」と同じ質問を受けるハメになったというオチ付きである。
 
 それでもまだテレホーダイは知っている人もいるだろうが、これを知っている人はさらに少ない。
 昔は深夜帯、0時か1時からだったと思うのだが、この時間からかければ電話代がちょっと安くなっていたのだ。
 確か3分10円から、3分8円ぐらいに。
 これけっこう大きいよね、だって2割引なんだから。
 
 だから、テレホーダイ世代はみんなが接続しはじめるために異様に重くなる夜11時になる数分前にダイヤルアップ接続をしておくというテクニックを使っていたが、それ以前の世代は「あ、0時になったから一回つなぎ直すね」という会話(もちろんチャット)がよく交わされていたのであった。
 テレホは事前に繋いでも定額時間内は定額になるが、3分8円はその時間内から接続しなければ適用されなかったからだ。
 
 という、ただの昔話でした。