あまおち顔アイコン_小.jpg むかーしむかし、まだインターネットが全く知られていなかった頃、歴史を振り返ってもインターネットが誕生していないころ、あまおち総統はパソコン通信にいそしんでいたそうじゃ……。
 
 というデジャブ。
 
 ひとつパソコン通信時代に大きな思い出があるので書き記しておこう。
 パソコン通信と言ってもインターネットとは違い、ユーザーはなんらかのサービスに加入しなければ他のユーザーと通信することはできなかったのだ。
 分かりやすく言えば、今で言うSNSみたいなものに加入しなければならない。
 パソコン通信という通信手段を得た上で、どこかのSNSに加入してはじめて、その同じSNSのユーザーと通信できるようになる。というのがパソコン通信の基本的な構造なのだ。
 そのSNSは「草の根BBS」と言われるような個人や地域密着の企業が行っているサービスから、全国規模のサービスまで様々あり、中でも当時一番大きいサービスとしてニフティサーブというものが存在していた。
 いまでもニフティあるよね。
 オレもニフティに加入していた。
 
 そのニフティの中には、様々なコミュニティが存在した。
 分類なんかはまさにいまのSNSと変わらず、アニメやらゲームやら音楽やら政治やら文化やらそんなのがあって、そしてTRPGのコミュニティもあった。
 もちろんオレはそこに加入していた。
 そこではオンラインセッションも行われていた。
 電話料金が安い深夜帯に、オレも徹夜でよくオンセしていたもんだ。
 その後の電話料金の請求がえらいことになっていたが(笑)
 
 そんなコミュニティなんだが、ある日、ひとりのユーザーがチャットにやってきた。
 ハンドル名を見ると「近藤功司」
 ん!?
 ま、まさか、あの近藤局長か!?
 そしてオレはおそるおそる聞いたのだ。
 
 あまおち:冒険企画局の近藤局長ですか?
 近藤功司:そうですよ
 あまおち:サインください!
 近藤功司:近藤功司
 
 お茶目な近藤さんに画面の前でうっとりするオレだったのである。