そうか、発売されたのは2014年かぁ。

発売当初にAHC内で卓が立つ機運があったのですが、色々とあって色々に(笑)
まぁ、このまま積んでててもなぁ〜っと思っていた矢先、私的にちょっと『ガンドッグ・リヴァイズド』を
“リプレイではなく自分でキャラを作るところから含めて知っておきたくなった”
のでブログのネタにしてやろうと言う事に。ちなみに追加サプリのリヴァイズド版は未所持なため、範囲に含めない。

そもそも、ガンドッグって何?

Wikipediaの言葉を借りてきますが、『テーブルトークRPG専門誌、「Role&Roll」上で企画され出版された初めてのTRPG』。近未来を舞台に銃撃戦を主体としたゲームが遊べるRPGとしては、もはや外せない一冊となっている。

世界設定

異常気象が引き金となった飢餓と貧富問題。それにより治安は悪化の一途を辿り、通常の治安機構では対応できなくなってきたので、同じく経営が困難になりはじめた再保険会社同士が統合し、「保険金を支払う前に速やかに状況を解決する」ことを目的とした「世界保険安全機関(ワイズ)」が設立された。プレイヤー達はワイズと提携している民間保安企業と契約をしている戦術プロフェッショナル【ガンドッグ】となる。

キャラクターを作成する前に、キッチリ設定を説明する構成は個人的には割と好き。エクリプスフェイズなどなど。

キャラクター

サンプルキャラクターを起用する方法「パーツセットアップ」と、フルスクラッチ「オールセットアップ」の2種類。
今回はサンプルのバイパーを使ってみることにした。

サンプルキャラクターを起用する場合は、後はパーソナルデータを決めて行けば良い。項目は「NAME(名前)」「NATIONALITY(国籍)」「SEX(性別)」「AGE(年齢)」「BLOODTYPE(血液型)」「HEIGHT(身長)」「WEIGHT(体重)」「COLORHAIR(髪の色)」「COLOR EYES(瞳の色)」「COLOR SKIN(肌の色)」「LANGUAGE(習得している言語)」
と、結構項目が細かい。ランダム表などは無いのでキッチリと考える必要があるが、名前と性別だけ決めて後から設定をどんどん付け足して行くので、別に構わないと思う。
………
……

ひとまず、「石林 有(いしばやし ゆう)」「女性」「日本」ぐらいにして先へ進めよう。

行動判定

ガンドッグで忘れてはいけないのは、他のルールでは“D10”と表記されているモノが“D9”として表記されている。また“パーセンテージロール”が“D%”と表記されている。意味合いはまったく同じ。

ガンドッグの行動判定の基本は、行動が成功したか判定したかを見極める「成功判定」と結果の善し悪しを見極める「達成値判定」の2つ。別々に判定をすることもあれば、この2つの判定を順番に処理する「DR判定」もある。

  • ◎「成功判定」:10面体2つを使ったパーセンテージロール(10面体を同時に振り、片方が10の位、片方が1の位)。GMが指定した目標値以下であれば、判定は成功となる。
  • ◎「達成値判定」:10面体2つを振り、その値の合計値にスキルレベルを足した値がGMが指定した目標値以上であれば、より良い成果を得られる。

「DR判定」=「成功判定」→「達成値判定」

これを念頭に置いておけば、特に悩むことはないだろう。

では、石林有を[近距離]に目標物が立っている射撃場に移動させて射撃させてみよう。
射撃のルールは、〔1.射撃モードの選択/2.射撃回数と目標数の決定/3.命中率の算出/4.ロール〕

石林有が装備しているのは、FNファイブセブン。射撃モードはセミしかないのでセミを宣言(1)。目標物は1つしか無いが、射撃できる最大数である3回を宣言(2)。命中率は距離とモードの修正を加えて77%。目標物は上下に移動しているものとして、その他環境修正は適用しない(3)。ロールはDRロールで行う。

  • 1回|「成功判定」:6(成功)→「達成値判定」:6+4(【貫通力】:ハンドガンレベル+貫通値)=10
  • 2回|「成功判定」:95(失敗)
  • 3回|「成功判定」:39(成功)→「達成値判定」:12+4(【貫通力】:ハンドガンレベル+貫通値)=16

射撃判定の場合、「達成値判定」の値は武器に設定されている【貫通力】を足して「貫通判定」を行うことになる。
目標物は装甲値10のボディーアーマーを着せていたため、命中した弾はアーマーを貫通する。FNファイブセブンのダメージは2D6+2。ダメージ算出では10面体ではなく、6面体のサイコロが使用される。また、今回は1つの目標物にセミで2発を命中させたので+1D6となる。ダメージ算出は1目標に1回のみ行われるためだ。

サイコロを振って修正を加えた数値は8点となり、そのままダメージになる。敵へ一度に与えるダメージが10点を越えると、相手にペナルティを与えられる。

射撃が終了し、モードに定められた1発を消費する。

ここまでやってみて、戸惑ったのは射撃のDRでは達成値判定が貫通判定になる部分。
DRは「成功判定」と「達成値判定」を同時に行う意味であると表記されていたので、おや?? と思ってしまった。
命中判定は複数回行っても、ダメージ処理は1度というのは良い。

次回はもう少し銃を撃った後に、格闘ルールを眺めてみようと思う。