よし、オレは眠い。
しかし最終日は公式セッションの開始時間が早いからそうも言ってられん。
頑張れオレ。
眠いぞオレ。
いくぞおらー。
今日の公式セッション、というか今回のJGCではこれだけになってしまった公式セッションだが、ルールブックは以前に買ったけどまったくプレイしたことがないという『バルナ・クロニカ』だ。
「本格ファンタジー」といううたい文句につられて買って、途中まで読んだんだが、本格ファンタジーの名にふさわしく難しい気配がむんむんだったので断念気味だったんだよね。
でもJGCのコンベンションではプロがマスターやってくれるから、こういう「一回やってみたいけど敷居が高い」ってゲームは、JGCの公式セッションではちょうどいい機会なんだよね。
だから今回ルールブックとしては唯一持ってきたんだけど……あれ? ルールブックどこいった?
ないぞ、なんだ、どこいった、逃げた? 妖精さんが持っていった? 人類は衰退した?
いかん、時間がない。
ギリギリまで寝てたせいで時間がない。
仕方ない、このまま行くか。
るるぶなくてもなんとかなるだろう。
「あー、すんません、遅れました」
「いやいや、まだ開始時間じゃないから大丈夫ですよ」
「ルールブックないんですが」
「問題ないです」
よかったよかった。
後から気付くがこのGMさん、『バルナ・クロニカ』の作者・小林正親先生だった。
なんて気さくな人なんだ(笑)
ゲーム的には、これ、おもしろい。
特に戦闘が面白い。
部位ごとにHPがあって、部位を狙うこともできるし、必ずその部位に当たるかどうかも分からないし、そもそもロールの仕方が「数字が多い方が勝ち」というものでもないから、新鮮みがあって、よく練られて作ってるなと印象を受けた。
なかなかバランスがいい。
こりゃいいや、どんどん戦闘したくなる。
あとGMがフリーダムすぎて楽しい(笑)
ただ1つ難点を言えば、これルールが複雑すぎてオンラインには向かないな。
例えば部位によってHPがばらばらに存在するから、これの管理が難しいだろうなぁと。
他にもそういう面はいろいろと見られたから、やってやれないことはないんだろうけど、下準備が大変そうだと思った。
専用のオンライン用プログラムでも作れたら出来るんじゃないかなって感じ。
というわけで、GM先生には大いに楽しませていただいた感謝である。
そいや名刺渡しそびれたな。
またなんかの機会があったらあいさつしよう。
というわけで、昼過ぎ夕方前。
もうJGCも終わりが見えてきたし、参加者の疲れも色濃く出てる。
この後は閉会式まで、いくつかのトークショーがあるだけなんだよね。
オレはまぁ、フリースペースでボードゲームでもするかな。
某みかんすい「じゃあ、パンツを当てるゲームしようぜ」
あまおち「パンツ? あああれか。ゲームマーケットに出てた。親のプレイヤーが女の子になって、出されたお題のシチュエーションではどんな勝負パンツを履いていくのかを想定し、子のプレイヤーがそれを当てるっていう」
某みかんすい「そうそう。パンツパンツ。パンツさいこー」
この会話はフィクションであり、実在する団体や人物とは一切関係ありません。
■今回のMVP
親プレイヤー:あまおち総統
出題:「某鉄塊娘」が「偉大なるAHC総統」と「幼なじみの関係」で「冒険が終わった後」に「公園で」デートします。
おい、狙い過ぎな質問やめろ(笑)
まぁ、なんだ、イリーナの気持ちになって考えるか。
いやオレとデートじゃないぞ。
あくまで相手はヒース兄さんだ(笑)
回答:一番は「ピンクのヒモパン」。一番下は「清楚な白のパンツ」
解説:この質問はあくまで「イリーナが考える勝負パンツ」だ。男の視点からどれが一番嬉しいかではない。よってウブなイリーナは「男の人はやっぱりえっちな方がうれしいんだろうな」って想像するからこそ、いかにもな下着をつけてきたということだ。
ウブなイリーナからみな清楚パンツを1番に挙げことごとく罠に引っ掛かった者達も、この解説を聞いてみな納得したのだが、しかし一人、この理由も含めて全部読み切った男がいた。
この男である。
某みかんすい「そうそう。パンツパンツ。パンツさいこー」
この会話はフィクションであり、実在する団体や人物とは一切関係ありません。
このパンツゲームをしていた時、フリー卓の部屋に冒険企画局の近藤局長がふらっとやってきた。
おっとチャンス。
結局昨日の冒険企画局のトークショーでは「サイコロ・フィクション五竜亭」を渡せなかったんだよね。
近藤さんは壇上に上がっていなかったし。
というわけで、ゲームを中断して。近藤さんを捕まえて本を渡す。
あまおち「いやいや、どうもいつもすみません。これをどうぞお納め下さい」
近藤局長「え、こんなにもらっていいんですか?」
相変わらず腰の低い人だ(笑)
ふー。
やっとこれでJGCの全てのミッションをクリアしたって感じだな。
持ってきたルールブックのバルナは作者にマスターしてもらったし、サイコロ・フィクション五竜亭のプレイを全く知らない人とプレイすることができたし、サンセットゲームズにはいつも通り色々とよくしてもらったし、近藤さんと話ができたし。
うん、充実したJGCだった。
というわけで、この後もう時間も少ないけど、そして必ず「もっと遊びたかった」とは思うけど時間いっぱい悔いの残らないようにゲームしよう。
そしてその後、仲間達と呑みに行こう。
べろべろになって無事に帰ろう。
来年もJGCに参加出来ますように。
おわり。
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