彼氏と彼女の愛の心理戦
~暴力も、尾行も、すべては”愛してる”の証~

超心理戦の2人専用対戦カードゲームがAHCから発売!

ゲームデザイン:あまおち総統
プレイ人数:2人
プレイ時間:約20分
対象年齢:14歳以上

ジャンル:心理戦×リソース管理型カードゲーム

💘 こんなに激しい愛、受け止められる?

「これが、”愛”だって信じてるから」

2人だけの、でも決して甘くない愛の駆け引き。
提示された数枚のカードから1枚を選び取るたびに、
あなたは徐々に彼女の思惑に絡め取られていきます。

この愛は本物か、それとも支配か。
あなたが気付いたときには、もう手遅れかもしれません。

🔻 ルールはシンプル。それでも、逃げられない。

  1. 彼女役が、複数の行為カードを提示。
  2. 彼氏役は、その中から1枚だけ選んで受け取る。
  3. 5日間繰り返し、取得したカードで条件を満たせば、彼女の勝ち。
     満たさなければ、彼氏の勝ち。

ただそれだけ。
なのに、
選んだ瞬間からあなたの運命は、彼女の手のひらの上。

暴力、尾行、暴言、盗聴、手錠――
どんなカードも、彼女にとっては”愛してる”の表現です。

「今日は【暴力】と【手錠】と【尾行】どれがいい?」
「え、あ、そうだな…【暴力】…かな」
「じゃあ明日は?」
「あ、えっと、じゃあ【手錠】で」
「あはっ♥5日間で【暴力】【暴力】【手錠】【手錠】が集まっちゃったね♥ 私たち『永遠』だね♥」
「あっ!? ちがっ、そうじゃなくて…」
「ずっと一緒だよね♥」
「やっ、やめっ、それだけはやめてくれーっ!!」

💥 ゲームの見どころ

✅ 【心理読み合いとリソース管理】の精密なバランス
✅ 【提示設計次第で”逃げ場のない愛”を作れる】戦術性
✅ 【ただ甘いだけじゃない】異様に重い世界観を演出

遊びやすい短時間設計ながら、
本格派も唸る本物の駆け引きを体験できます。

🛒 こんな方におすすめ!

  • 2人専用のしっかりした心理戦ゲームを探している方
  • 重めのフレーバーで遊びたい方
  • “愛”をテーマにした狂気じみたゲームが好きな方

付き合い始めて、もうすぐ2年。
彼女はよく笑う。
でも、ときどき何かを試しているような笑顔をするときがある。

「ねえ、どっちがいいと思う?」
そう言って、毎晩、僕の前に何かを差し出す。

それは選択だった。
だけど、“選ばせてくれている”わけじゃなかった。

最初は、ただの些細なことだった。
たとえば、彼女が買ってきた本を「どれが面白そう?」と訊いてくる。
コンビニのデザートを「どれ食べたい?」と見せてくる。

でもそれは、本当に僕の好みを訊いていたわけじゃない。
あとでわかったんだ。
あれは試されてた。

ある晩、彼女はこう言った。

「ねえ、今日はちょっと変な夢を見たの。
あなたが私から逃げていく夢。
でもね、それでも私は、あなたにちゃんと“選んで”もらってたの。」

それから彼女は、
まるで儀式のように、毎晩、僕に何かを“選ばせた”。

選択肢は、いつも少しずつ、重くなっていった。
「最近の私ってどう思う?」
「もし私があなたのスマホ見たら怒る?」
「私のこと、誰かに話した?」

どれも答え方を間違えると、
何かが終わる気がした。

でも、答えなきゃいけなかった。
そういう“ルール”になっていた。

「それが、愛だって信じてるから。」

そして彼女が選択肢を提示するようになって3週間が経った週末、
彼女は僕の目を見て、静かに言った。

「……これで、あなたが本当に私のこと、どう思ってるかわかった」

そのとき僕は、はじめて気づいた。
この数週間、
僕がしていたのは、“自分の選択”じゃなかった。

彼女が望むように、
彼女が思った通りに、
僕は“答えさせられていた”。

「ずっと一緒だよね?」

【プレイ】

プレイ自体は簡単です。

①彼女が場にあるカードの中から3枚を選んで、彼氏に提示する。
②彼氏は提示されたカードの中から1枚を“受け入れる”
③5日間これを繰り返し、彼氏は5枚のカードを取得する。
④5枚のカードの組合せが、彼女の持つ「目的カード」の組合せに合致したら【究極の愛】が完成して彼女の勝ち
⑤3週逃げ切れば、彼氏の勝ち。

彼女はカードを提示するだけ。
彼氏は提示されたカードを1枚選択するだけ。

これだけでゲームは進みます。
それなのに、日にちが経つに従ってお互い苦しい顔になっていきます。

昔の人は言いました。
「愛とは苦しいものだ」と。
愛してるが故ですね。

補足と戦略的ポイント

  • 彼女は同じ種類のカードを複数枚同時に提示してよい(例:「手錠・手錠」)
     → これにより彼氏の選択を完全に制御する状況を作り出せる(=明確な有利状態)
  • 提示枚数が3→2へと変動する構成により、
     初期は情報攪乱フェーズ、後半は誘導精度フェーズへと推移する戦略設計
  • 目的カードは5枚あるが、彼女の勝利条件として合致するのは常に彼女の手札の2枚のみ
     → 毎週1枚ずつオープンして破棄されるため、ゲームに使われない目的カードが1枚存在する