前回は、サンプルキャラクター「バイパー」こと石林有を使って「FNファイブセブン」のセミモードでの射撃判定をしてみた。
あの記事を書いた後、
「命中判定した後に弾が防具を貫通する判定まで必要なのか??」
と疑問に思っていました。他のTRPGでは攻撃が命中する度に防御値が低下するとかの処理がされるルールがあったので、それで良いのではないか?
………
……
…
しかし、コンシューマーゲームで遊んでいるとき、敵へ過度なダメージを与えることでオーラを壊して直接ダメージを与える様子を見て
「あぁ、命中判定した後に貫通判定ってこれか!!」
と納得してしまいました。まぁ、きっとゲームデザイナーさんは全然別の意図を持っていたんでしょうけど。
私は、ひとまずこれで納得です。
あと、ガンドッグは他のシステムの100%ロールと違う点があって「出目が低ければ低い程優秀」という解釈ではなく、「キャラクターが習得している数値ギリギリ以内で成功すると優秀な成果(達成値が大きくなる)となる」という解釈なので、これは非常に興味深い。
行動判定のテストをする前に?
サンプルキャラクター「バイパー」こと石林有を使って、射撃判定テストの続きをしようと改めてキャラクターシート全体を見ていて気付いた。
石林のハンドガンのスキルはLv1、FNファインプロで射撃ロールをする場合の命中率は67%。さらにサプレッサーが装備されているようなので命中率が-10%されるので標準な命中率は57%になるはずである。レーザーサイトを搭載しているようなので近距離なら命中率に+10%なので増えても67%。
この差異は?
考えられるのは3点。「SMGのスキルでの判定値」を書いているか、クラスアーツ「シェアショット」が反映されてるのか、サプレッサーの修正が反映されていないか。
まぁ、最後の「サプレッサーの修正が反映されてない」ってところか。Modとして書いてあるなら、修正は常にかかるものじゃないのか?(イラストだって、サプレッサー付いてるよ!)
フルオートでの射撃
では、気を取り直して射撃判定テストの続き。今回は石林にSMGの「FN P90」の方を持たせている。
前回と同じ射撃場なので[近距離]に目標物が2つ立っている。石林は「FN P90」を構えて、SMGのスキルで射撃を試みた。
- 「FN P90」にはダットサイトという近距離での射撃に対して+10%の修正を得られるModが付いていて、武器による距離の修正として-2%がある。
- 射撃モードはフル、目標物Aに2射、目標物Bに1射の計3射を行う。修正は『2目標、3射』1射目-10%、2射目は-20%、3射目は-30%。
- 今回は視界不慮-20%を受けているものとする。
- 目標物はレーンに乗って移動している。
では、命中率の算出となる。前回の判定もあるので銃器Modのサプレッサーは付いてないものとして
- ◎目標物Aへ射撃をする命中率は1射目が65%、2射目が55%
- ◎目標物Bへ射撃をする命中率は45%
となる。では、DRロールを実行。
- 1射目|「成功判定」:78(失敗)
- 2射目|「成功判定」:28(成功)→「達成値判定」:10+7(【貫通力】:SMGレベル+貫通値)=17
- 3射目|「成功判定」:10(成功)→「達成値判定」:20+7(【貫通力】:SMGレベル+貫通値)=27
2目標に対しての射撃は無事に成功し、さらに目標物Bに対しての命中判定はクリティカルとなった。
ガンドッグ・リヴァイズドにおけるクリティカルなどの特殊な出目は、中々特徴的である。
特殊な出目
- ◎クリティカル:判定に成功して一の位が「0」のときにめざましい成果を得ます。達成値が無条件で20となる。
- ◎ファンブル:判定した際に「00」だったら、命中率や成功率が100%を超えていたとしても必ず失敗となる。
- ◎ベアリー:判定した際に「01」だったら、かろうじて成功した扱いとなる。
目標物は装甲値10のボディーアーマーを着せていたため、命中した弾はアーマーを貫通する。
フルーオートは命中率のペナルティが高いものの、相手へ与えるダメージは高くなる。1射命中させるだけでも+1d6のダメージボーナスを得るられるのだ。
目標物Aには16点、目標物Bには11点のダメージを与えることに成功したため、実際の相手ならダメージペナルティを被せることができる。
射撃が終了し、モードに定められた5発を消費する。
ダイス目に救われたが、視野不慮のペナルティは中々大きい。これを色々なギアや射撃をする前に取れる行動やクラスアーツでペナルティを削っていくことになるのだろう。
だがしかし、ペナルティは視野不慮だけではない。
次回は、そこを踏まえて違う武器を使った判定もしてみようと思う。さっさと格闘ルールに行けるかと思ったら、まだまだ掛かりそう(笑)
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