眠いが起きる。
最近ドラクエのせいで早起きが習慣付いてるからいけるオレいける。
オレ起きろ。
さて朝飯も食わずにまずはフリー卓。
いつも朝飯食わないんだよね、オレ。
キョロキョロと探すと、すでにAHCのメンバーが取ってる卓を発見。
お前ら何時からゲームしてるんだ?(笑)
さてオレはどうしようかな。
サイコロ・フィクション五竜亭は午後からだから、多少時間あるんだよね。
えーと、今日の夜の公式セッションのチケット争奪戦はもうちょっと後か……あ、オレそいや今日の夜はライブRPGか。
こまったぞ、やることがないな。
よしまぁボードゲームやろう。
オレも混ぜてくれー。
「麻雀もボードゲームだよな。でもJGCでやったら怒られるよな」
「いやなんか、深夜にここ(フリー卓)でやってる人いるらしいですよ」
「マジで? オレらもやろうかな。あ、でも、一回銀じいと卓を囲んでみたいな」
「銀じい、昔それで生計たててたらしいですから、かなりらしいですよ」
「マジかよ。なんか納得してしまうな(笑)」
と話ながらゲームをしていたらいつの間にか昼前、さすがに腹減ったな。
ちょっくら一人でこっそり外に食いにいくかな。
なぜ一人で行くかと言うと、他のメンツはあらかた公式セッションに出ているからだ。
決してオレがぼっちだからではないぞ。
ただし、くじ運のせいだと言ったらその通りだ。
ぐぅの音も出ないので勘弁してくれ。
駅前のてんやに行ってひとりで天丼をかき込む。
うーん、天丼なんてひさしぶりに食ったなぁ。
オレはエビの尻尾も食べる派である。
むしろ鳥の骨も食べる派である。
帰ってきて五竜亭の準備。
ちょっと早いけど、テーブルはもうあいてるから先に座って準備。
キャラクターシートを並べて、プレイヤーさんがどのキャラをやりたいのかすぐ決められるようにしよう。
えっと……げ、5人募集のところ、5人全部チケットが取れてる。
おおう、5人はちょっと多いんだけど、まぁオレがGMに専念すればいいか。
さすが五竜亭、人気だなぁ。
あ、どうも、こんにちは。
あれ、どこかでお会いしましたよね?
ああ、五竜亭ナイトの時にいらした、そうですか、それはありがとうございます。
冬コミで買っていただいた、いやいや、恐縮ですよ。
とさすが五竜亭ファン同士、すぐに打ち解けることに成功。
ただし、コミケで実際に買ってくれた人はひとりだったので、1からルール説明が必要。
もちろん最初からそのつもりだったから望むところだけどね。
「ではまずキャラクターを選んで下さい」
選ばれたキャラはフンバルトとダイスとカールスとマリアという、わりとオーソドックスなキャラクター達だったけど、全体的にみんな笑いの絶えないセッションだったので大成功と言ってよかっただろう。
「とても五竜亭らしい」とのお言葉も参加者からいただいた。
光栄の至りである。
正直このシステムはたいしてシナリオを作らなくてもすぐセッション出来るのがいい。
オレにぴったりだ(笑)
というわけで、時間も4時あたり。
なにかオレの中でのJGCの大きな山を越えた感じだ。
やっぱりGMしてよかった。
ちょっと休憩したら、今度はトークショーだ。
まず「水野良×矢野俊策」という異色のコラボ新作RPGの発表会というので、すごい期待して待機列にならぶことに。
十数分並んで中に入り、ちょうど2列目の真ん中辺りに座れてラッキー。
やっぱり期待が大きいのか、立ち見で会場がいっぱいになるぐらい客が入っていた。
結論から書くと、富士見書房40周年記念とメディアファクトリー10周年記念の共同企画での新作ゲームらしく、出版社の方がえらい気合い入ってるなぁという印象。
特にリプレイについては、各出版社が1冊ずつ出すらしく、それぞれのラノベとかの作家がプレイヤーとして入るとか。
この日発表されたのは、『フルメタル・パニック!』の作者と『ゼロの使い魔』の作者がプレイヤーをやるとか。
すごいなー。
個人的には最近スタンダードファンタジーもののRPGから遠ざかっているので、そういう意味でも期待かなと。
出来れば、スキルを組み合わせて強くしていくっていうような感じにはならないでくれというところ。
あ、タイトルは「グランクレスト」だったよ。
グランクレストの小冊子マンガも貰ってご満悦のところ、トークショー2連続で次は冒険企画局のトークショーである。
ある意味今回オレのJGCのメインイベント。
『サイコロ・フィクション五竜亭』をなんと近藤局長に渡してしまおうという、電波少年的などっきり企画なのである。
ウソです。
以前の五竜亭ナイトで近藤さんと話をした時にJGCに持って行くと言ったので、それを履行するだけです(笑)
トークショーは河嶋先生が中心となって軽快なトークが続く。
またオレのライバル(勝手に認定中)のカードランカーの作者の平野累次先生も初出場。
ガチガチに緊張してたなぁ(笑)
でもそれをうまく拾って笑いに繋げる河嶋さんのトーク力高し。
また今回は『迷宮キングダム サプリメント 大殺階域』とか、PBWのTRPG化『エリュシオンTRPG』とかの新作盛りだくさんなトークショーだったので、有意義な話を聞くことができた。
斉藤先生のニヒルな笑顔は相変わらずである(笑)
有意義なトークショーに連発が終わり、またちょっと時間が空く。
次はライブRPGである。
アルシャードの世界観でのライブRPGなんだが、実はオレ、アルシャードをやったことがない。
リプレイなどを読んだことすらない。
こまった、オレこれできるのか?
まぁいいや。
幸いなことに今回のライブにはAHCメンバーがいっぱい入ってるから、誰かと一緒になったら任せてしまおう。
と、考えているうちに時間になる。
メンバーと一緒に並んで入り口でパーティー振り分け封筒を貰って、さてどういう組み合わせになったかな。
………おっと、パーティー4人全員AHCではないか。
こりゃ楽でええわい。
というワケで、あまおち総統の生態を、他の人の音声からご想像下さい。
「そうとー、キャラクターシート忘れてたよー」
「そうとー、そっち逆だって」
「では4人で半数以上成功すれば……あれ? あと1人は?」
「あれ? そーとーどこいった?」
いやー、ライブRPGってずっと立ちっぱなしだから疲れるよね。
残念ながら我々のチームは2位だったけど、でもオレらのパーティーは、次のシナリオ待ち中にタイムアップになって、他のパーティーと同じ数のシナリオをこなしたから、あと2分だけ早く回れてたらMVPだったんじゃないかなぁ。
さすがオレだよね。
1つ言い訳をさせてもらえば、シナリオクリアのためのGMがいる場所での待ち時間が長すぎる。
プレイの半分くらいは待ちである。
これはちょっとなんとかしてほしい。
特にそもそも世界観が分かってないようなオレにとっては、すぐ集中力切れちゃうよ。
ライブが終わり、続いて明日最終日朝の公式セッションチケット争奪戦。
オレはこれを逃すと公式セッション0という事になってしまうので、是が非でも取りに行かなければならない。
大丈夫、オレ、土壇場のくじ運強いはず。
あ、でも、最終日カードランカーないじゃん。
なんだよー。
しゃーない、今回ルールブックとしては唯一持ってきていたバルナ・クロニカ狙いでいこう。
これもずっと気になっていたんだよね。
「では明日の分の抽選を始めまーす。44番…2番…38番」
あ、当たった。
よしよし、さすがにまだバルナあるだろ……あったあった。
よーし、明日はバルナだ。
さてと。
もう12時近く。
とは言っても、二日目の夜というのは、AHC恒例飲み会があるので、場所移動しよう。
もう公式セッションに行ってた連中も終わって集まってきたので、じゃあ行こうかね。
(最終日に続く)
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